川崎駅付近の路上より撮影。
横転し大破した先頭車両にはブルーシートがかけられている。
22日深夜に夜間の保線作業用車両と衝突して脱線横転した京浜東北線。
23日は終日にわたり鶴見-蒲田間で運転を見合わせ、一部の東海道線も横須賀線経由で運転するなどして復旧作業を行っていました。
事故の原因や、復旧の経過についてはすでに報道されている通りでこちらでは割愛させていただきます。
脱線した2両は本線脇の使用されていない線路に降ろされており、どうやら今夜はそのままにするようです。
脱線せずに残った8両はDE10が桜木町方に連結され、回送の準備が整っているようです。
今回の事故についてはネット上で様々な声が聞かれ、関心の高さがうかがえます。
最近では東急東横線の元住吉駅で列車同士の追突事故が起きており、ここのところこのような事故が頻発しているように思います。
しかし、数ある脱線事故の中でも、今回起きた事故は他で起きた事故とは異色なものではないでしょうか?
なぜ、隣の線路を電車が走行するのに、作業車が線路内に入れたのか?疑問です。
本来は東海道線の線路の保線を行うとのことだったようですが、隣に電車が走れる状態でこのような作業が日頃行われていたのであれば起きるべくして起きた事故と言えます。
委託業者の‘間違い’をその大きな原因としているようですが、そうではないと思います。
偶然が重なった不運な事故すら起きない様に、しっかりと安全に向き合ってもらいたいところです。
幸いにも、明日の始発には完全復旧となるようで、平日の交通支障による混乱は起きずに済むようです。